2003年11月5日
ハイドンの最後期のピアノソナタ第61番(XVI:51)の第1楽章の出だしの部分です。 ハイドン(1732−1809)は、自身も大成功をした作曲家ですが、同時に、ヴィヴァルディ、バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ベートーヴェンの活躍を目の当たりにした作曲家でもあります。参考までにあげてみると、 ヴィヴァルディ 1678−1741 バッハ 1685−1750 ヘンデル 1685−1759 モーツァルト 1756−1791 ベートーヴェン 1770−1827 です。 今流れているピアノソナタは、1794−1795年の作といわれていますが、ほぼ同じ頃、教え子であるベートーヴェンが、ピアノソナタ第1番を作曲しています。 すでに名声を得て晩年を迎えたハイドンの61番目のピアノソナタと、ウィーンに出てきたばかりで血気盛んなベートーヴェンの1番目のピアノソナタの作風と比較してみてください。 ベートーヴェンのピアノソナタ第1番の冒頭 |